【中区・栄】栄の街並みを楽しむ、天空のダイニング「THE 7th TERRACE」
こんにちは。甘いものが好きなTKです。
今回は2024年春にオープンしたばかりの「THE 7th TERRACE」(ザ・セブンス・テラス)に行ってきました。
新生中日ビルに誕生した、栄の街並みを一望できる開放的なダイニング
栄駅直結、久屋大通に面した新中日ビル7階にある「THE 7th TERRACE」は、日本最大級のルーフトップテラスを擁する注目のお店です。
中部電力 MIRAI TOWERや栄の街並みを見渡せる贅沢なロケーションで、ついつい長居したくなってしまいます。
心地よさと眺望が織りなす上質な空間
店内は落ち着いたシックなデザインで、高級感が漂いながらも居心地の良さを感じさせます。
窓からの眺望は素晴らしく、昼間でも十分楽しめますが、夜には夜景が一層映えることでしょう。
上品な雰囲気の中で、特別な時間を過ごすのにぴったりの空間です。
壁に飾られた旧中日ビル回転レストラン「ばるーん」のモノクロ写真
栄の象徴として親しまれた旧中日ビル屋上の回転展望レストラン「ばるーん」。
1966年の開業から2000年まで、栄の街並みとともに特別な時間を演出してきました。1時間かけてゆっくりと1周する展望フロアで、多くの名古屋市民が記念日やお祝いの食事を楽しんだものです。この歴史ある場所で新たに生まれ変わった「THE 7th TERRACE」も、きっと新しい思い出の舞台となっていくことでしょう。
懐かしい思い出を胸に、現代に生まれ変わった展望レストランで、まずは軽やかな一皿からスタート。
ナッツサラダとフォカッチャ
前菜のナッツサラダは、シャキシャキの野菜とローストナッツの香ばしい食感が楽しい一品。
添えられたフォカッチャは、外はカリッと、中はもっちり。
イタリア生まれのこのパンは、オリーブオイルをたっぷり使った生地が特徴で、シンプルながら奥深い味わいが魅力です。サラダとの相性は言うまでもなく抜群でした。
鶏もも肉とじゃがいものロースト
香ばしく焼き上げられた鶏もも肉は、切り分けた瞬間にナイフがするりと通る絶妙な焼き加減。
ローズマリーの香りがふんわりと漂い、肉の旨味を引き立てます。オーブンでじっくり火を入れたじゃがいもは、外側がこんがりと色づき、中はホクホクと心地よい食感です。
付け合わせのフレッシュな野菜が後味をさっぱりと整えてくれました。
カルボナーラ
湯気が立ち上る出来立てのカルボナーラは、一口食べればクリーミーなソースがパスタにしっかり絡み、濃厚な味わいが広がります。塩気の効いたパンチェッタが良いアクセントとなり、ブラックペッパーが後味を引き締めます。
イタリアンの王道らしい贅沢な一皿でした。
サーモンのソテー アンチョビとケッパーのソース
しっとりと火が通ったサーモンは、口に入れた瞬間にほどける柔らかさ。
アンチョビとケッパーのソースが深みのある味わいをプラスし、魚の甘味と絶妙にマッチします。
ケッパーは地中海原産のつぼみを塩漬けや酢漬けにしたもので、その独特の酸味がアクセントとなり、全体を引き締めています。
レモンを絞ると、さらに爽やかな一口に仕上がりました。
香ばしい香りと深い味わいが詰まったメインディッシュの数々は、どれも心に残る一皿ばかりでした。
それぞれの素材を活かした丁寧な調理に、イタリアンの魅力を存分に堪能できました。
さて、お待ちかねのデザートタイム。食事の余韻を楽しみながら、甘い世界に浸ってみましょう!
マンゴーのパブロバ
ふわふわのメレンゲの上に、鮮やかなマンゴーとパッションフルーツが飾られた一皿は、見た目も可愛らしくまるで芸術作品のよう。軽やかなメレンゲの甘さと、マンゴーのジューシーさ、爽やかなフルーツソースが絶妙なバランスを作り出しています。
ちなみに「パブロバ」は、ニュージーランド・オーストラリア発祥のデザートで、ロシアのバレリーナ・アンナ・パブロワを称えて作られたといわれています。1920年代に彼女がオセアニアでバレエツアーを行った際、現地のシェフがその記念として考案しました。白いメレンゲの見た目はバレリーナのチュチュを、そして繊細で軽やかな食感は彼女の優美な踊りをイメージしているそうです。
バスクチーズケーキ
焦げた表面が香ばしく、中はとろけるように滑らかな食感のバスクチーズケーキ。濃厚なチーズの風味と、ほのかなカラメル香が絶妙なバランスで、一口ごとに贅沢な味わいが広がります。
黒く焦げた表面は、スペインの灼熱の太陽を思わせ、バスク地方の情熱を感じさせます。添えられたクリームがまろやかさをさらに引き立てています。
このチーズケーキは、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンにあるバル「La Viña(ラ・ヴィーニャ)」で1990年代に生まれました。
オーナーのサンティアゴ・リベラが考案したこのデザートは、意外にもシンプルな材料(クリームチーズ、生クリーム、卵、砂糖、小麦粉)で作られ、その独特の焦げた見た目と濃厚な味わいは、今や世界中で愛されています。
ティラミス
口に運ぶと、滑らかなクリームがとろっと溶け、ココアのほろ苦さとクリームの甘さが絶妙なハーモニーを奏でます。ふんわりとしたスポンジにはエスプレッソが染み込み、大人の味わいに仕上がっています。一口ごとに、コク深い甘さと香りが広がる、まさに王道デザートの真骨頂です。
ティラミスはイタリア語で「tirami sù」(私を元気づけて)という意味。
1970年代にイタリア・ヴェネト州のトレヴィーゾで生まれました。
エスプレッソやカカオの風味が疲れを癒してくれる、まさに名前通りのデザートですね。
濃厚卵のプリン
一見シンプルな見た目ながら、一口食べると濃厚な卵の風味がしっかりと感じられます。上にのった軽やかなクリームが甘さを引き立てつつも、全体のバランスを絶妙に整えてくれます。滑らかな舌触りとカラメルのほろ苦さが一体となり、シンプルながらも奥深い味わいに仕上がっています。
プリンの歴史は古代ローマにまで遡ります。古代ローマ人は「ティロパティナ(Tiropatina)」という、ミルク、卵、蜂蜜を混ぜて煮固めた甘い料理を楽しんでいました。この料理は、4世紀末ごろに書かれた古代ローマの料理書『アピキウス』に記述が残されており、この本には1世紀頃のレシピも含まれていると考えられています。古代から愛され続けてきたプリンは、今もなお私たちの心を癒してくれる特別なデザートです。
全体を通して、素材の味を存分に生かした料理が印象的で、心温まるひとときを過ごすことができました。
特に、デザートの繊細な甘さは格別で、訪れた際にはぜひ味わってほしい一品です。
今回はお昼にお邪魔しましたが、次回は、夜景を眺めながらテラス席で美味しいお酒とともに楽しんでみたいと思います。昼とはまた違った特別なひとときを味わえるに違いありません。
SHOP INFO
- 店名
- THE 7th TERRACE
- 住所
- 愛知県名古屋市中区栄4-1-1 ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋 7F
- アクセス
- 栄駅直結
- 電話番号
- 050-5592-9009
- 営業時間
- 月・火・水・木・金・土・日・祝日・祝前日・祝後日
ランチ
11:30~14:00(L.O 14:00)
カフェ
11:30~17:30 (L.O 17:30)
ディナー・バー
17:30~22:00(L.O 21:00)
- 予約
- 予約可
- 定休日
- 無し
- 座席
- 160席(カウンター20席、テーブル席、テラス席)
- カード
- カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
電子マネー可(QUICPay)
QRコード決済可(d払い、楽天ペイ、au PAY)