藤田医科大学病院 救急総合内科・救急科|後期研修医・スタッフ採用サイト 革新的な救急総合内科の魅力を伝える採用サイト
藤田医科大学病院の救急総合内科は、救急・総合内科・集中治療が融合した全国でもユニークな診療科です。当初は科の存在を広めるためのLPを制作しましたが、患者需要の増加に伴い、医師の増員が急務となりました。
この状況を受け、予算の拡充と共に、採用サイトへのリニューアルを行いました。主な目的は、将来の科を担う後期研修医や、既に一定のキャリアを積んだ医師の採用促進です。
従来にない診療科の特性を活かしつつ、魅力的な採用情報を発信することで、優秀な人材の獲得を目指しました。
Problem
課題
ユニークな診療科の魅力と採用情報の効果的な発信
救急総合内科は複数の科が融合した新しい形態であり、従来の採用活動では対応しきれない状況でした。科の特殊性がゆえに、その強みや魅力、求められる情報が不明確でした。
特に以下の2点が課題となっていました
1.ユニークな診療科であるがゆえに、その特徴や魅力が十分に伝わっていなかった
2.後期研修医の転職という特殊な形態に対応した、明確な情報提供とプロセスの説明が不足していた。
Solution
解決策
データを基にした戦略的なサイト設計と運用
課題解決のため、以下の7つの戦略を立案・実行しました。
1.市場調査データと内部スタッフへのアンケートを基に、科の強みと求められる情報を分析。
2.ターゲットを、キャリア形成とワークライフバランスを重視する初期研修医と設定。
3.「ジェネラリスト研鑽の場」としての強みを前面に打ち出し、豊富な指導医陣を強調。
4.待遇条件を透明性高く提示し、同時に科の働き方に関する信念とその裏付けを明確に伝達。
5.転職プロセスを詳細に解説し、不安解消に努めるとともに、転職の流れを考慮したメールフォームを導入してファーストコンタクトをスムーズに。
6.シャープでクールなデザインを採用し、科の雰囲気とジェネラリスト研鑽の場としての印象を視覚的に表現。
7.実際の現場を撮影し、リアルな職場環境を伝達。
これらの施策により、サイトリニューアル後、応募数が3〜4倍に増加。さらに、コンテンツマーケティングの一環としてブログを開設し、継続的な情報発信と集客にも成功しています。
ユーザーフレンドリーな情報設計とビジュアル表現
このプロジェクトでは、専門性の高い医療分野の情報を、ユーザーにとって理解しやすく、アクセスしやすいものにすることに注力しました。
具体的には以下の3点に重点を置きました。
1.文章だけでなく、イラストや関係図などのビジュアルを多用し、短時間で内容が把握できるよう工夫。
2.新たな撮影を行い、より充実したビジュアルコンテンツを提供。
3.リンクの誘導やドロップダウンメニューを導入し、ユーザーが必要な情報に迅速にアクセスできるよう改善。
これらの取り組みにより、専門性の高い内容をわかりやすく伝えつつ、ユーザビリティの高いサイトを実現しました。
credit
Client 藤田医科大学病院 救急総合内科
Producer 前川 元成
Director 山田 拓真
Designer 大山 昌太
Assistant director 松本 陽望
Writer オフィス・ヒライ
Photographer 株式会社LUCKIIS