nohaco(ノハコ)|セレクトして届けるご褒美おつまみ定期便 コロナ禍に生まれた新たな価値を提案するサブスクサービス
株式会社Clapと株式会社平光商店は、2022年1月31日、お酒や食の嗜好に合わせてセレクトした6種のおつまみを月1回定期便で届ける、おつまみ専門のサブスクリプションサービス「nohaco」を開始しました。
このサービスは、私たち「Clap」が高級おつまみ専門店「平光商店」とタッグを組んで実現した新しい試みです。コロナ禍で対面による購買体験が激減した中、オンラインでありながらも豊かな購入体験を提供することを目指しました。
nohacoは、従来の単調な定期購入型サブスクリプションとは一線を画し、新たな価値を提案するサービスとして誕生しました。
このプロジェクトを通じて、Clapは初めて自社サービスの開発に取り組み、新たなビジネスモデルの創出に挑戦しています。
Problem
課題
コロナ禍での商店街衰退と人との繋がりの希薄化
2020年春以降のコロナの蔓延により、実店舗への来客が激減。オンラインでの生活が主流となる中、便利さと引き換えに失われつつある「人と人との関わり合い」の大切さを再認識しました。
この状況を踏まえ、デジタル技術を単なる効率化のツールではなく、心の通った特別な体験を提供する手段として活用できないかと考えました。システマチックなネットショップとは異なる、特別な体験を届ける「新しい買い物のかたち」を模索し、未来のスタンダードとなるような仕組みの構築を目指しました。
Solution
解決策
店主の知見とデジタル技術の融合で実現する新しい購買体験
単なるおつまみのECサイトではなく、商店街での店主との交流を通じた商品選びの体験をオンラインで再現することを目指しました。
300種以上におよぶおつまみの中から最適な商品を選ぶため、店主の知見を反映したアンケート式の注文申込みフォーム「おつまみ診断」を開発しました。
ユーザビリティを重視し、見た目や操作性にこだわったスムーズな注文プロセスを実現。さらに、購入後のおつまみ評価システムを導入し、継続利用によるサービスの価値向上を図りました。
店主の説明を代替する「おつまみレター」の同封や、酒蔵やワインショップとのタイアップ、イベントへの出店など、多角的なアプローチでサービスの魅力を高めています。
自社サービス開発を通じた新たな知見の獲得と事業展開
クライアントワーク中心だったClapにとって、nohacoは初の自社サービス開発となりました。その一環として「おつまみマガジン」というオウンドメディアを運営し、お酒やおつまみに関する情報を発信しています。
SEO対策を意識したコンテンツ制作や、メルマガ、LINE、SNSを活用した情報配信を通じて、ユーザー獲得に成功しています。100記事を超えた現在では、検索上位表示も実現し、サービスの認知度向上に寄与しています。
また、このプロジェクトで得た知見は、他の案件にも活かすことができます。クライアントへの提案の裏付けにもなるため、自社サービスの運営を通じて、より価値の高いサービス提供につながっています。
credit
Client 株式会社平光商店
Producer 前川 元成/山田 拓真
Director 山田 拓真/井畑 徹也
Creative Director 大山 昌太
Markup Engineer 本荘谷
System Engineer 有限会社トリガーデバイス/株式会社XSYS
Photographer 株式会社LUCKIIS/株式会社 ディスカバリー号